「タイプウェルFT」のヘルプ

◆テキストの新規作成

・練習用テキストの表題・本文を所定の位置に貼り付けてください。
・「出所」にはサイト名など出所元を入力してください。一度入力すると自動的にリスト
 に登録されます。「出所・ キーワード編集」で出所に対応する URLを登録しておくと、
 直接出所サイトに接続できます。「出所」は60個まで登録可能です。
・発行日はデフォルトで本日の日付が入りますが、後で整理しやすいように利用する文書
 の掲載日などに書換えてください。
※ 以上の項目:表題・本文・出所・発行日の入力は必須です。
・全角文字と半角文字を混ぜても問題ありません。便宜上、全角文字数が全体の50%以上
 のテキストを和文、それ以外を英文と見なします。
・キーワードは自由に設定してください。入力は任意です。 120個まで登録可能です。キ
 ーワードを設定しておくと、文書の整理に役立ちます。
・練習中に本文の任意の箇所にルビを表示させることができます。表示させたい場合は、
 テキスト作成時に漢字等の"直前"にルビを《二重山カッコ》で囲って挿入してください。
※ 《二重山カッコ》はルビ用に使用するため、文字として表示することはできません。
・既存のテキストファイルを本文貼り付け箇所にドラッグアンドドロップすることにより、
 ファイル中の文章を読み込むことができます。ただし、読み込めるのは拡張子が.txtの
 ファイルのみです。
※ 本文は全体で9999文字・ 200段落、 1段落 800文字を超えることはできません。これ
 らを超える場合は、適当な箇所で分割・改行を行ってください。なお、ルビの文字数は
 カウントしません。
・作成ボタンを押すと、段落末のスペース・段落間の空行は自動的に削除し、練習用テキ
 ストを作成して[FileBox] に保存します。

◆テキストの編集

・ご自分で作成したテキストは自由に編集することができます。
・本文の編集には右クリックメニューか一般的なショートカットキーをご利用ください。
 切り取り:Ctrl+X コピー:Ctrl+C 貼り付け:Ctrl+V アンドゥ:Ctrl+Z など
・文字列の検索・置換は、画面右上のボタンを押すか、Ctrl+H で可能になります。
※ 本文を編集し、上書き保存すると、記録は初期化されます。
※ テキストの編集は、必ずソフト内のメニューから行ってください。ファイルを直接編
 集すると、正常に動作しなくなります。
◆練習(トライアル)

・通し練習と段落別練習をすることができます。
・Ctrl+Pまたは [Pause]キーでタイマーを止めて練習を中断することができます。
・通し練習ではテキスト毎に 1位から10位までの記録を保存します。
・総文字数 200文字以上、全角文字の含有率が80%以上、漢字含有率25%以上のテキスト
 については、 6種類の基準で評価可能です。
・総文字数 200文字以上、半角文字の含有率が80%以上のテキストについては、 4種類の
 基準で評価可能です。
・全角文字の含有率が80%以上または半角文字の含有率が80%以上で、上の条件を満たさ
 ないものについても評価(グレーで表示)しますが、仮の評価でほとんど参考になりま
 せん。
・全角文字の含有率が80%未満かつ半角文字の含有率が80%未満のテキストについては評
 価を行いません。
※ 英文(半角文字)については行末で自動的にワードラップが発生しますが、上段のテ
 キストと入力した文章のワードラップが一致しない場合があります。一致不一致の条件
 はOSによって異なります。

◆結果・判定

・1分当たりの文字数(CPM) 、1分当たりの打数(SCR) を表示します。和文の打数(SCR)
 はローマ字入力した場合の推定最少打数です。推定最少打数の計算方法は後述の「スピ
 ード評価基準(タイプウェル独自の基準)」をご覧ください。
・各種検定の級位・段位などのレベル(LVL) とタイプウェル独自のレベル(TW)を表示しま
 す。
・変換キーや確定キー、訂正キーなどの使用回数を 5段階で評価します。

◆変換キーや訂正キーなどの使用評価基準

・全体の文字数に対する各種キーの使用率は下の通りです。
 変換  5%以内 ☆ 10%以内 ◎ 20%以内 ○ 30%以内 △ 30%超 ×
 確定  1%以内 ☆  2%以内 ◎  4%以内 ○  6%以内 △  6%超 ×
 訂正  0%   ☆  2%以内 ◎  5%以内 ○ 10%以内 △ 10%超 ×
 修正  0%   ☆  2%以内 ◎  5%以内 ○ 10%以内 △ 10%超 ×

・変換は文字列確定前に使用した [Space]キー、[変換]キー、[無変換]キー、[F6]から
 [F10]の各キーの打数。
・確定は文字列確定時に使用した [Enter]キーの打数。
・訂正は文字列確定後に使用した [BackSpace]キー、 [Del]キーの打数。
・修正は文字列確定前に使用した [BackSpace]キー、 [Del]キー、 [Esc]キーの打数。
※ 変換・確定については、使用率に関わらず一段落の使用回数が一回以内の場合、☆が
 表示されます。
※ 使用率が 100%以上になると、使用率に替えて"Ovfl"と表示されます。
◆入力の詳細

・変換・確定・訂正・修正の各キーをどの位置(時間的)で何回使用したかを確認できま
 す。変換はグレーの白抜き数字、確定は黒に "E"の白抜き、訂正・修正はそれぞれ赤・
 青の白抜き数字で表示します。
※ Ctrlキーの併用で入力や変換・確定をした場合、 IMEの設定で自動変換させた場合、
 マウスを利用した場合、文字や文章をペーストした場合などは正しく表示されません。
 また、全角と半角が混じった文章においては、変換キーや確定キーなどの位置が正しく
 表示されない場合があります。
・一括変換平均文字数を確認できます。
・キー操作が次の条件に当てはまる場合は、キーや文字が点滅します。キー操作が適切か
 どうか判断する材料として活用ください。間違いを指摘するワーニングではありません。
 ・変換キーを連続して 4回以上押した場合。
 ・連続して 4回以上修正または訂正した場合。
 ・一発変換した直後に確定キーを押した場合。 "E"表示が "X"表示に変更されます。
  (段落末の確定、訂正のための確定、スペースの前の確定は除きます。)
 ・変換キーを複数回連続して押した直後確定キーを押した場合。 "E"表示が "?"表示に
  変更されます。(続く文字が数字の時の確定、段落末の確定、訂正のための確定、ス
  ペースの前の確定は除きます。)
 ・「、」や「。」や「)」などの直前で変換や確定をした場合。
※  "X"表示された確定キーは不必要であった可能性が高く、 "?"表示された確定キーも
 不要ではなかったか検討する余地があります。ローマ字入力においては、確定キーを使
 用しないで、続く文字を打ち進むことでほとんど確定が可能です。かな入力においても、
 確定キーの使用頻度は高くなるものの、多くは次に進むことで確定が可能です。
※ 評価は練習時に選択していた基準で保存されます。

◆テキスト選択画面の表示

・リストに表示される項目のうち、[]内の表示はタイプウェル独自の評価と通し練習の打
 切り回数を示しています。打切り回数が10回以上の場合は、数字に代えて "*"が表示さ
 れます。一度も通し練習をしていない場合は "-"が表示されます。
・リストを選択すると、選択したテキストの段落数と総文字数が確認できます。
・リストに一括表示するテキストの数( 1ページ分のテキスト数)はオプションのテキス
 トリスト表示設定で変更可能です。

◆テキスト別最高成績一覧

・練習テキスト別最高成績をリストアップします。
※ 通し練習の成績のみで、段落別の成績は表示されません。
※ 評価は練習時に選択していた基準で保存されます。

◆練習結果全ログ

・段落別練習を含めすべての練習結果のログが確認できます。
※ 評価は練習時に選択していた基準で保存されます。
◆スピードゲージ設定

・目標とするスピードを設定すると、入力中のスピードをリアルタイムで視覚的に確認で
 きます。目標スピードの80%未満の場合ゲージの色は赤色で、 100%未満の場合は黄色
 で、 100%以上の場合は青色で表示されます。スピードゲージを非表示にしたい場合は
 目標スピードを "0"に設定してください。

◆テキストリスト表示設定

・テキスト選択画面に一括表示するテキストの数を設定します。一括表示するテキストが
 多くなると、リストの表示に時間がかかる場合があります。ご使用の環境に合わせて設
 定してください。

◆次段落移行設定

・通し練習において、次の段落に移行する際、改行 [Enter]キーを使うかどうか選択でき
 ます。デフォルトでは一段落打ち切ると、自動的に次段落に移行する設定になっていま
 す。

◆スペース付加(英文)設定

・英文を練習する際、段落末にワンスペースを付加するかどうかを選択できます。テキス
 ト作成時に段落末のスペースは自動的に削除しています。必要であればここで設定して
 ください。なお、スペースを付加しても文字数は変わりません。

◆正誤判断文字数設定

・すでに確定した文字の訂正を可能とするため、デフォルトでは、入力した文章が変化す
 るたびに全文字正誤判断を行います。そのため、文字が多くなればなるほど正誤判断処
 理に時間がかかることになります。演算処理の速いパソコンでは問題ないと思いますが、
 入力にストレスを感じるようであれば、設定で正誤判断する文字数を限定してください。

◆スクロール位置設定

・一段落の文字数が多い場合は、練習画面に段落全体を表示することができません。その
 ため、枠外の文字列は入力状況に応じて自動的にスクロールして表示することになりま
 す。ここでは、入力がどの行に達したときにスクロールするかを設定します。デフォル
 トでは、最終行(可視最下行)に達したときにスクロールします。文節変換を基本とし
 ている方はこのままで問題ないと思いますが、普段長い文字列を一括変換している方は
 早い段階でスクロールする設定に変更した方がいいでしょう。

◆入力モード初期設定

・どの入力モードで打ち始めるかを設定します。自動切替に設定しておくと、第一文字目
 が全角であればひらがな入力、半角であれば直接入力に自動的に切り替わります。
※ なお、ローマ字入力⇔かな入力の切替は、ソフトを一旦終了するかウィンドウを非ア
 クティブにする必要があるようです。

◆やり直しキー設定

・デフォルトでは[Esc]キーでやり直しが可能ですが、[Shift]+[Esc]キーでもやり直しが  可能です。変換前修正に[Esc]キーをよく使う方は、誤ってリセットしてしまわないよう  [Shift]+[Esc]キーに設定したほうがいいかもしれません。

◆文字色・背景色設定

・練習テキスト(正解文字・ミス文字を含む)・ルビ・入力文字の文字色と背景色を自由
 に設定することができます。次段落の文字などを非表示にしたい場合は、文字色と背景
 色を同一にすることで可能となります。
◆スピード評価基準

・実際に行われている検定などの基準を参考に設定しましたが、入力条件が同じではあり
 ませんので、あくまでも参考としてご利用ください。
※ 表示はOSによって異なります。

・MSパソコン入力コンクール(Mパソ)
※ 数字は 1分当たりの文字数
       表示   和文  英文
 十段  Z段(Zda)   300   833
 九段  9段(9da)   283   767
 八段  8段(8da)   267   700
 七段  7段(7da)   250   633
 六段  6段(6da)   233   567
 五段  5段(5da)   217   500
 四段  4段(4da)   200   433
 三段  3段(3da)   183   367
 二段  2段(2da)   167   300
 初段  S段(Sda)   150   233
  1級  1級(1ky)   104   165
 準 1級 準1(1k*)   66   92
  2級  2級(2ky)   50   73
 準 2級 準2(2k*)   41   63
  3級  3級(3ky)   33   54
  4級  4級(4ky)   31   52
  5級  5級(5ky)   29   49
  6級  6級(6ky)   27   47
  7級  7級(7ky)   25   44
  8級  8級(8ky)   23   41
  9級  9級(9ky)   20   38
 10級  10A(10A)   18   34
 10級B  10B(10B)   15   31
 10級C  10C(10C)   12   24
 10級D  10D(10D)    8   17
 10級E  10E(10E)    0    0

・NSビジネスキーボード認定(N商)
※ 数字は1分当たりの文字数
       表示   和文  英文
  S   S級(Sky)   90   300
  A   A級(Aky)   80   250
  B   B級(Bky)   60   200
  C   C級(Cky)   40   150
  D   D級(Dky)    0    0

・NKパソコンスピード認定(N検)
※ 数字は1分当たりの文字数
       表示   和文  英文
 初段  S段(Sda)   150   300
  1級  1級(1ky)   100   200
  2級  2級(2ky)   70   140
  3級  3級(3ky)   50   100
  4級  4級(4ky)   30   60
  5級  5級(5ky)   10   20

・ZSワープロ実務検定(Z商)
※ 数字は1分当たりの文字数(和文のみ)
  1級  1級(1ky)   70
  2級  2級(2ky)   45
  3級  3級(3ky)   30
  4級  4級(4ky)   20

・NK日本語ワープロ検定(N検)
※ 数字は1分当たりの文字数(和文のみ)
 初段  S段(Sda)   80
  1級  1級(1ky)   70
 準 1級 準1(1k*)   60
  2級  2級(2ky)   50
 準 2級 準2(2k*)   40
  3級  3級(3ky)   30
  4級  4級(4ky)   20

・TW(タイプウェル独自の基準)
※ 数字は 1分当たりの打数(和文はローマ字入力した場合の推定最少打数)
 和文の推定最少打数は文字数を次の数式で変換したもの(カナには半角も含む)
 (漢字)X 4 +(カナ)X 2 +(その他の全角)X 1.2 +(その他の半角)
     和文  英文
  ZH   924   801
  ZI   858   751
  ZJ   801   706
  XX   751   667
  XS   706   632
  XA   667   601
  XB   632   572
  XC   601   546
  XD   572   522
  XE   546   501
  XF   522   481
  XG   501   462
  XH   481   445
  XI   462   429
  XJ   445   414
  SS   429   401
  SA   414   388
  SB   401   376
  SC   388   364
  SD   376   353
  SE   364   343
  SF   353   334
  SG   343   325
  SH   334   316
  SI   325   308
  SJ   316   301
   A   301   286
   B   280   267
   C   256   245
   D   231   223
   E   207   201
   F   185   180
   G   165   161
   H   147   143
   I   131   128
   J   117   115

※ 初めて入力する文章で "E"レベル、繰返し入力した文章で "B"レベルを獲得できれば、
 実社会で十分通用するでしょう。